Entrance Bookについて

Blossom Energy(ブロッサムエナジー)に興味をお持ちいただき、ありがとうございます! このEntrance Bookは、地球に住む以上は避けて通れない「人類のエネルギー問題」を解決する私達の事業と、そのためのチームのことを少しでも知っていただきたいという思いで作成いたしました。 Blossom Enegyが目指す持続的な社会の構築に向かって、共に歩んでいただける方と出会えることを願っています。

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サイトマップ

1. Mission ・ Vision

Blossom Energy創業時に高温ガス炉黒鉛材料の世界トップ研究者そして大先輩から頂いた絵
先人の成果をベースに新しい探究を行っていることを、少し遠くを見通せてるつもりでも、それは巨人の肩の上に立っているからこそであることを、忘れないように、僕の机の前に置いている。

Blossom Energy創業時に高温ガス炉黒鉛材料の世界トップ研究者そして大先輩から頂いた絵 先人の成果をベースに新しい探究を行っていることを、少し遠くを見通せてるつもりでも、それは巨人の肩の上に立っているからこそであることを、忘れないように、僕の机の前に置いている。

Mission / 熱エネルギーの脱炭素化

木材の燃焼に始まり、石炭、石油、天然ガスというように、エネルギーの使用量の増加が社会を発展させてきました。 しかし成熟した現代の工業プロセスから、エネルギー源を切り替えることは難しく、それゆえに産業部門の地球温暖化対策の重要性は増すばかりだと認識しています。

原子力エネルギーおよび変動性再エネの不安定性を解消する熱エネルギー貯蔵技術は、産業部門から排出される温室効果ガスを減らし、地球環境を保護するうえで重要な選択肢です。

原子力エネルギーであれば、革新的な安全性と、にもかかわらず経済性を犠牲にしない技術を生み出すこと。熱エネルギー貯蔵技術であれば、再エネの不安定性を解消し、かつコストの増大を抑えること。これらが出来れば、私たちは今よりよい社会を作ることができると信じています。

私達Blossom Energyは 全ての人に「安価で安定した」持続的なエネルギーを供給する仕組みを提供することで、 人類の営みが地球で維持し続けられるような社会に貢献していきます。

Vision / 炭素材料による文明発展

人類の歴史を振り返ると、火の使用による調理は消化機能の外部化を実現し、デジタル機器やAIは記憶や思考の外部化を促進するなど、エネルギーの利用が飛躍的な発展をもたらしてきました。このような生体機能の外部化が加速すればするほど、新たなエネルギーの確保が不可欠です。

しかし現代社会では、依然として化石燃料が安価かつ安定的に使えるエネルギーとしての地位を占めており、その多くは炭素を骨格にもつ重油や石炭、天然ガスなどの物質に由来しています。だが、環境負荷や持続可能性の観点から、次代のエネルギー源を模索する動きは急速に高まっています。

そこで私たちが注目するのが、純粋な炭素の結晶であるグラファイト(黒鉛)です。黒鉛は耐熱性が高く、軽量かつ優れた導電性を備え、新世代のエネルギー貯蔵媒体や構造材料として革新をもたらす可能性を秘めています。炭素は地球上に豊富に存在し、「元素の王者」として多様な物質を形作っています。固体の炭素である黒鉛の特性を存分に活かすことで、石炭や石油に代わる新たなエネルギー利用の形が現実味を帯びてくるでしょう。

まさに炭素、そしてその結晶であるグラファイトが、これからの時代を切り開く中核となる、そういう未来をリードする役割を、私たちBlossom Energyが担いたいと思っています。

2. Pain / 解決する社会課題


産業の脱炭素化を阻む高温熱の壁

世界の最終エネルギー消費の3分の1を占める産業用熱需要。その80%以上が未だに化石燃料に依存しています。世界は再生可能エネルギーへの移行を急いでいますが、産業界が24時間365日の安定した熱供給を必要とする中、太陽光や風力だけではこの要求を満たすことができません。このミスマッチを解決しなければ、真の脱炭素化は実現できません。これは、気候変動対策における最大の未解決課題の一つなのです。

しかし産業用熱の供給には、高いハードルが存在します。製造業の多くのプロセスでは200度以上の高温蒸気が必要とされています。化石燃料を用いずに200℃以上の蒸気を生成できる製品としては電気ボイラがありますが、成熟した工業プロセスに対し、設備の大幅な改修無しに、新たな設備を導入することは困難です。このため、産業用の熱源は再エネの活用だけでなく、そもそも電化が難しい状況が続いています。

黒鉛×熱輸送が開く革新的アプローチ

何が求められているかを整理しましょう。産業用熱源に求められる要件は明確です。第一に高温の熱供給能力、第二に24時間365日の安定供給、第三に経済合理性を持った導入コスト、そして第四に脱炭素との両立です。

これらの要件を同時に満たす技術として、私たちは高温に加熱した黒鉛からガスで熱を輸送する技術に着目しました。黒鉛は耐熱性が高く、最高2500℃まで加熱することが出来ます。高温の黒鉛と接した高温のガスを蒸気発生器に送れば、最高約500℃の蒸気を生成することが出来ます。

黒鉛を加熱するために核分裂エネルギーを用いる場合、従来の原子力発電とは異なる革新的な安全性を備えながら、大規模な産業用熱源を必要とする熱需要家にとって理想的な特性を持っています。また黒鉛を加熱するために再エネを用いる場合は、太陽光・風力などの変動電源が増えることで、ピーク時に余剰となった電気を熱として蓄え、必要なときに発電・熱供給へ再変換することで、電力システム全体の安定性を維持します。Blossom Energyは、黒鉛から熱を輸送する技術を核として、産業の脱炭素化という課題に挑戦します。

<aside> 👉🏻 黒鉛のエネルギー貯蔵媒体としての優位性

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上の図は、室温からそれぞれの材料の最高使用温度(固体であれば融点付近)まで加熱した際に投入されるエネルギー(貯蔵エネルギー)を図示しています。

黒鉛は耐熱性の高さから最もエネルギー貯蔵密度の大きい素材であることが分かります。これは現在主流のエネルギー貯蔵技術であるリチウムイオンバッテリーの約6倍です。

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3. Technology / 技術と製品の強み


1.世界も注目する熱エネルギー貯蔵技術

再生可能エネルギーを増やして化石燃料の消費を減らすという長期的な計画にとって、エネルギー貯蔵技術が重要であることは間違いありません。

ここ10年で急速に拡大した再生可能エネルギーの導入による、余剰電力の受け皿の必要性、再生可能エネルギーの負荷変動への追従性、そして産業用熱の脱炭素化の重要性、こうした状況に目を向け、よりクリーンな次世代型熱供給システムの開発を進めています。

Blossom Energyは、すでに熱出力30MWの同種のシステムの研究開発を20年継続してきた経験があります。この世界的にも優位なノウハウは、本技術の社会実装をリードする原動力です。

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Blossom Energyが開発する次世代型蓄熱式ボイラは、再エネ由来のエネルギーを独自の蓄熱材に貯蔵し、需要に合わせてエネルギーを供給するというシステムです。

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蓄熱と放熱を同時に実施するため、収益機会が蓄電池の倍に。『MITテクノロジーレビューが選んだ、世界を変える10大技術』にランクインするなど世界的に注目を集める熱エネルギー貯蔵技術を採用しています。 今後も出力約1MW(相当蒸発量約1.5t/h)の小型ボイラの開発や同技術の認知度向上や市場形成を図っていきます。

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2.高温ガス炉の開発

温室効果ガスである二酸化炭素を排出しない原子力エネルギーは、地球環境を保護するうえで重要な選択肢です。原子力は放射性物質という人間の感覚では捉えにくい物質を扱うため、事故によって環境に多量に放出されることがないよう、管理することが求められます。

しかし、ウランの核分裂エネルギーを利用する高温ガス炉は、耐熱性の高いセラミックと黒鉛(3000℃まで固体の保持が可能)がウランを二重に包む構造により、過酷事故が起きえない本質的な安全性を備えた唯一の炉型です。

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Blossom Energyの原子炉システムは複数の原子炉をクラスタ化(並列化)して熱源とします。1基あたりの熱出力が90MWのブロック型高温ガス炉を複数並列に接続することで、電気出力最大約330MWの原子力発電所となります。

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1基の炉心を開発するだけで、需要地の要求に応じた様々な出力の原子力発電プラントを提供できます。

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4. Open Positions / 募集ポジション


選考フロー

すべての募集ポジション・応募はこちらから

プロセス 詳細
書類選考 書類選考の上、応募から5営業日以内に結果についてお知らせいたします。
一次選考 1-2回程の面談を行います。回数は増減する場合もあります。
オンラインまたはオフィスにて面談を実施いたします。
最終選考 オフィスにて面談を実施します。
特別な事情がある場合はオンラインにも対応いたします。
オファー 入社日など、諸条件について面談を行います。
オンラインまたはオフィスにて実施いたします。

5. Contents / 発信

私たちをより詳しく知っていただくためのコンテンツをまとめました。こちらも合わせてご確認ください。

https://youtu.be/WiCZo8ETxWI?si=pKsJ7i8znahusTIn

https://youtu.be/J0E-32KsiM0?si=pxXNjbGaWO9KVK7o

メディア掲載/プレスリリース